【解決事例69】被害者請求で併合14級の後遺障害を獲得後,無保険で事故を起こした加害者に対し裁判を起こし,自分の自動車保険の無保険車傷害特約を利用して,裁判所和解案のほぼ全額(約510万円)に相当する金額を回収した事例

相談者
30代女性
後遺障害内容
頚部痛,腰部痛等 
後遺障害等級
併合14級

交通事故の内容

仙台市内の信号機のない丁字路交差点を被害者が直進していたところ,加害者が一時停止を怠り,左右の安全確認を怠って右折したため,被害者の車両に衝突し,被害者に頚椎捻挫等の傷害を負わせた。

交渉経過等

加害者が無保険であったため,提訴前の示談交渉は行わず,提訴し,被害者の加入する自動車保険の特約に基づいて可能な限りの回収を行う方針とした。提訴から10か月で裁判所から和解案が示され,その後の粘り強い和解交渉により,総額で約510万を回収した。

 

損害項目 原告 被告 裁判所
治療費 510,847 510,847
通院交通費 16,635 16,635
診断書料等 16,200 0 16,200
その他 540 540
通院慰謝料 2,000,000 570,000 1,960,000
休業損害 3,727,100 0 1,573,550
逸失利益 1,438,977 0 806,731
後遺障害慰謝料 1,500,000 0 1,100,000
損害の填補 △511,387 △511,387 △511,387
損害合計 8,698,912 570,000 5,984,503
過失相殺 0 30 10
相殺後損害額 8,698,912 399,000 5,386,053
既払金 △750,000 △750,000 △750,000
合計 7,948,912 △351,000 4,636,053
裁判所和解案 5,200,000

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