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クルーズ船で新型コロナウイルスの問題が発生してから３年が過ぎ，ようやく収束の兆しが見えてきたような気がします。

 

この間，当事務所では感染対策に気を払い，受付での体温測定や，除菌スプレーの使用の奨励，マスク着用，仕切り板の設置など様々な対策をとってきました。

 

相談や打ち合わせの関係ではＺｏｏｍを利用してのＷｅｂ相談や打ち合わせを行ってきました。コロナウイルスの問題が発生したころ，私たちの仕事でもＷｅｂを利用した裁判が試験的に始まろうとしていたころでしたが，コロナウイルスの感染対策の徹底から，Ｗｅｂでの裁判の利用も一気に進んだと思います。

 

しかし，Ｗｅｂ相談や打ち合わせは，やはり面談でのリアルな相談・打ち合わせほどは充実しないような気がしています。特に初回相談で顕著です。といいますのは，初回相談では，相談者がどのような書類を所持しているか分からないので，Ｗｅｂ相談では持っている書類を見せてもらい助言することができません。また，表情も面談と違って分からない場合もありますので，理解しているかどうか分からない状況で相談が終わってしまうのではないかと常に不安を抱いています。相談者にとっても，弁護士が本当に信頼に値するか判断するのには，やはり弁護士の表情を直に感じられる方が望ましいのではないかと考えています。

 

したがって，もし当事務所に相談をお考えになっている方は，是非面談での相談をご検討いただけますと幸いです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（執筆者）弁護士　菅野　　芳人

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