【解決事例84】頚椎捻挫・腰椎捻挫等の後遺障害を残した宮城県仙台市の被害者について,後遺障害等級併合14級を獲得し,示談開始後わずか1か月余で約485万円の示談を成立させた事例。

相談者
50代男性
後遺障害内容
頚部痛,腰部痛,肩関節痛,肘関節痛,膝関節痛
後遺障害等級
併合14級

[受任前]             0円

[示談交渉後]     485万円

[増額分]       485万円

 

交通事故の概要

被害者が宮城県仙台市内の信号機のない交差点の横断歩道を仙台市行人塚踏切方向へ横断していたところ,仙台市行人塚踏切方向から右折してきた加害車両にはねられ,全身を強打する重傷を負ったもの。

 

示談経過等

被害者は身体が良くなるまで治療が続けられるものと考え仙台市内の整形外科医院と整骨院に通院していたが,わずか5か月あまりで打ち切りを伝えられ,納得がいかず仙台市にある当事務所へ相談した。当事務所の受任後,症状固定日をそれから4か月ほど後に伸ばし,症状固定となった。後遺障害申請の結果は上記のとおり多くの部位の後遺障害が認められ,示談交渉を開始した。その結果約485万の示談が成立した。

示談の概要は次のとおりである(数字は概数)。

項目 被害者請求額 示談額 備考
 治療費 加害者支払額 加害者支払額
 交通費 10,000 10,000
 診断書料 10,000 10,000
 傷害慰謝料 1,200,000 1,130,000
 後遺症逸失利益 3,000,000 2,600,000  ライプ8年で示談
 後遺障害慰謝料 2,000,000 1,100,000
     (合計) 6,220,000 4,850,000

所感

本件は保険会社の治療費の支払打ち切りの通告に対し,主治医の先生とうまく連携して,症状固定日を4か月延長させたことが大きかった。また,歩行者対車の事故であることを強調し,喪失期間に関して粘り強く交渉したことが,14級としては短期間で高額の示談につながった。

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