【解決事例97(令和5年4月25日更新)】宮城県仙台市内の国道の優先道路を走行していて事故に遭遇した40代男性について併合12級の後遺障害を獲得し,総額で約1160万円の損害賠償金を獲得した事例

相談者
40代男性
後遺障害内容
頚部・腰部の常時の痛み,耳鳴
後遺障害等級
併合12級

[示談前]          0円

[示談後]      1160万円

[増額分]      1160万円

 

交通事故の概要

被害者は仙台市内の交通量の激しい道路(交差道路との関係では優先道路)を直進していたところ,脇道から右折しようとした加害車両に衝突され,いわゆるむち打ち損傷,耳鳴の傷害を負ったもの。

交渉経過等

被害者は本件交通事故直後からの加害者側保険会社の対応に不安を感じ,宮城県仙台市内にある当弁護士事務所に相談した。当事務所では,診断書・レセプト・カルテ等を精査し,難聴・耳鳴での後遺障害等級獲得を目指して,活動を開始した。被害者請求の結果,いわゆるむち打ちについて14級9号,難聴について12級相当の後遺障害が認定された。認定後の示談交渉の概要は次のとおりである(数字は概数,後遺障害の認定後であるため,加害者側からある程度の数字の提案はあった。)。

被害項目 被害者 加害者 示談額
 治療費 1,600,000 1,600,000 1,600,000
 交通費 30,000 30,000 30,000
 診断書料 30,000 30,000 30,000
 休業損害 840,000 840,000 840,000
 傷害慰謝料 1,700,000 1,360,000 1,530,000
 後遺障害逸失利益 9,200,000 4,600,000 6,800,000
 後遺障害慰謝料 2,900,000 2,320,000 2,370,000
 (小計) 16,300,000 10,780,000 13,200,000
 過失相殺 △1,078,000
 既払金 △1,600,000 △1,600,000 △1,600,000
 (合計) 14,700,000 8,102,000 11,600,000

 

所感

(所感)

本件では,過失割合が問題となったが,幹線道路,渋滞中道路への不用意な進出を認めさせ,被害者の過失なしでの解決となった。

(執筆者)弁護士 菅野 芳人

解決事例の関連記事はこちら

  • 仙台交通事故被害者 無料相談会はこちら
  • 無料法律相談はこちら
トップへ
無料相談のお問い合わせ 022-213-8202 受付時間:9時~21時
相談時間:9時~17時
(夜間・土日応相談)
お問い合わせはこちら
LINEでの無料相談
予約も受付中です
お問い合わせはこちら