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• ５０代
• 女性
• 腰部痛
• 頚部痛

相談者	５０代女性
後遺障害内容	頚部及び腰部痛等
後遺障害等級	併合１４級

[和解前]　　　　　　　　５０万円

[和解後]　　　　　　　５８０万円

[増額分]　　　　　　　５３０万円

 

交通事故の概要

被害者が宮城県仙台市内の信号機のない交差点を直進していたところ，加害者が一時停止しないで減速もせずに交差道路から直進したため，被害者の車と衝突したもの

交渉経過等

被害者は自賠責の非該当の結果に納得できないまま経過していたが，事故から２年以上経って仙台市内の当弁護士事務所を相談に訪れた。当事務所では，不服申立の方針を立て，審査請求を行ったところ，これが認められ，併合１４級の認定を得た。その後，被害者に若干の過失が認められる可能性が高いことから，人身傷害特約からの回収も考え，提訴した。そして，受任から約１年半の時を経て，下記のような内容での和解を成立させた。なお，裁判所和解案は人身傷害特約からの回収金も含めた和解金の総額であり，数字は概数である。また，被害者の過失は１０％と判断された。

 

損害項目	原告	被告	裁判所
治療費	1,000,000	1,000,000	1,000,000
休業損害	1,100,000	0	1,100,000
傷害慰謝料	1,800,000	450,000	1,200,000
その他	100,000	50,000	100,000
後遺障害逸失利益	2,500,000	0	2,200,000
後遺障害慰謝料	1,500,000	0	1,200,000
既払金	△1,000,000	△1,000,000	△1,000,000
（合計）	7,000,000	500,000	5,800,000

所感

被害者の損害保険会社等への不信は根強かったが，被害者に寄り添い，被害者の気持ちを優先して弁護士業務を行ったところ，最終的には新たな気持ちで生活を立て直すことを約束してもらった。

（執筆者）弁護士　菅野　芳人

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